こんにちは。今回は2020.5.1に発売となった、このすばシリーズ最終巻「この素晴らしい世界に祝福を! 17 この冒険者たちに祝福を! 」について書いていきます。
Overview : 概要
タイトル | この素晴らしい世界に祝福を! 17 この冒険者達に祝福を! |
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著者 | 暁なつめ |
イラスト | 三嶋くろね |
出版社 | 角川スニーカー文庫 |
出版日 | 2020.5.1 |
ページ数 | 248 |
ついにこの日が来てしまいました……。「この素晴らしい世界に祝福を!」の最終巻、17巻です。今回は以下のツイートの通り、イラスト盛りだくさんで最終巻にふさわしい内容になっています。
無事、5月に発売しますよ!
— 暁なつめ【Official News】 (@akatsukioffici3) April 9, 2020
目次には三嶋先生描き下ろしのちびキャラも・・・!
過去最高の原稿とイラスト(イラスト量も過去最大…)本当にお疲れ様でした。 pic.twitter.com/zaWclK6G8n
そして今回の表紙、過去最高のイラスト・デザインですね!カズマたち4人の最後を飾るのにふさわしいものになっていると思います!
そして超大人気作品「このすば」の最終巻ということもあってか様々なキャンペーンが行われています!こちらは次の項で確認していきたいと思います。
そしてこのすばのスピンオフである「あの愚か者にも脚光を!」も最終巻の7巻が発売となっています。こちらも要チェックです!
前回はこちら
https://jackjasonb.com/2020/04/02/2516/ https://jackjasonb.com/2020/01/05/2195/ https://jackjasonb.com/2019/08/01/1849/
Information : 各種情報
各店舗で限定版が発売!
最終巻ということで各店舗で特典の付いた限定版が発売となっています!確認していきましょう!
とらのあな
とらのあなでは有償特典の「全巻収納BOX」が付いてくるとらのあな限定版が発売となっています!
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/bok/pages/all/item/2020/04/03/00003/
私も購入しました!こちらが全巻を収納した感じです。
ナンバリングタイトルがすべて収納できるボックスとなっています。素材もしっかりとしていて、イラストも完結記念のものが使われているのでこのすばファン必携のものとなっています!このご時世、店舗で買うことは困難ですが通信販売でも購入することが出来るのでぜひおすすめです。在庫がない場合でもちょくちょく入荷しているみたいなので諦めずにサイトを確認しましょう!
アニメイト
アニメイトでも過去の特典小説が掲載されたメモリアル小冊子が付いた限定セットがあります。こちら通信販売では残念ながら販売終了となってしまいましたが、店頭ならまだあるかもしれません!ただ、ほとんどのアニメイトは臨時休業となっていますが……。臨時休業明けに販売してたりしますかね……?
カドカワストア
カドカワストアでは17巻カバーイラストを使用したB2タペストリーがセットになったカドカワストア限定パックが発売されています。こちらこの記事を書いている現在は在庫切れとなっていますが、以下のツイートの通り、もしかしたら再入荷があるかもしれません!こちらも要チェックです。
https://store.kadokawa.co.jp/shop/pages/konosuba_special.aspx
完結記念グッズ発売!
このすばの完結を期して完結記念グッズが発売されています!
https://store.kadokawa.co.jp/shop/pages/konosuba_special.aspx
私が気になっているのが以下の写真のミストグラフ。22,000円と高価ですが…完結しちゃったし、買っちゃおうかなあ……。
とらのあなでWEB POP UP SHOP開催
とらのあな通販では完結記念のWEB POP UP SHOPが開催されています!
詳しくは以下のサイトを御覧ください。
https://news.toranoana.jp/130752
注目はアクシズ教勧誘ティッシュですね笑。
Short Story : 店舗特典小説
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「今日も勝ち!」 | ゲーマーズ |
「悪い仲間と夜遊びを――」 | とらのあな |
「いつも通りのアクセルで――」 | アニメイト |
今回はいつもの法則と違ってゲーマーズがめぐみん、とらのあながダクネスのお話となっています。アニメイトはまだ入手できていないので入手できたら書きます。
2020.05.04追記
アニメイトも入手できました!アニメイトはアクアのお話です。更にアニメイト限定版に収録されている特典小説はこの様になっています。
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「アクアの水商売」 | 本編1巻より |
「アクアの泡商売」 | 本編2巻より |
「たまには女神らしい事」 | 本編3巻より |
「女神の加護を!」 | 本編4巻より |
「アクシズ教に入りませんか?」 | 本編5巻より |
「続、アクアの水商売」 | 本編9巻より |
「世にも幸運な盗賊娘」 | 本編12巻より |
Introduction : あらすじ
「何の力も無かった最弱職の少年がたった一人で魔王を倒す。……そっちの方が格好良いじゃないですか!」
大量のマナタイトを使用し、めぐみんの爆裂魔法で魔王城の結界を破ったカズマ一行。アクア達とも合流し、目的を果たしたとばかりに引き返そうする面々に対してカズマは――「魔王に掛かった賞金って、いくらぐらいなんだろうな?」
根性なしのニートは、遂に魔王との最終決戦へ挑む!! カズマ・アクア・めぐみん・ダクネス―――アクセルが誇る問題児が愉快な仲間と共に魔王城に集結!! 国民的人気の異世界コメディ「このすば」、堂々完結!本体裏表紙より引用
道中色々ありながらもついに魔王城の結界まで到達したカズマ・めぐみん・ダクネス。めぐみんが大量のマナタイトをカズマからプレゼントされた所で終わりました。ついにアクアを連れ戻すために魔王城攻略です!
以下ネタバレ注意
Story
第一章「この魔法使いに爆裂を!」
最高品質のマナタイトによる人類最強の魔法、爆裂魔法エクスプロージョンで魔王城を攻めるめぐみん。突然の最強魔法によって阿鼻叫喚の地獄と化す魔王城。魔王軍最強の魔法使いも討ち取ったカズマたちは魔王城へと潜入する。そこでゆんゆんや魔剣の人と合流するのだが、肝心のアクアの姿が見えない。はぐれてしまったようだ。
第二章「この女神に幸運を!」
カズマとアクア、2人の協力プレー(?)で魔王軍を討ち取る。しかし、めぐみんやダクネスと合流できないでいると魔王軍が全部屋の探索を開始することに。そこでアクアを人質にカズマは魔王軍に変装し、その場を乗り切ることに。アクアが人質になったことで魔王軍に潜入していた仲間たちも捕らえられるがカズマの不意打ちにより場内の魔王軍を倒すことに成功する。そしてカズマたちはついに魔王の間に続く扉の前まで到達する。
第三章「この聖騎士に喝采を!」
行きがけの駄賃として魔王に挑戦することを決意したカズマ。ついに魔王との戦いが始まる。
以下はぜひ本誌を購入して読むべし!
最終章「この冒険者に栄光を!」
エピローグ
Impression : 感想
最終章である17巻は最後にして最高の1冊でした!!魔王を倒すという目標のもと、これまで築き上げてきたキャラクターの魅力を最大限発揮した物語でした。ここまで楽しませてくれた暁なつめ先生には頭が上がりません。本当にありがとうございます!そして17巻のイラストも素晴らしいものばかりでした!三嶋くろね先生、流石です!
イラスト
まずはイラストから振り返ろうと思います。まず今回は表紙のカバーイラストが素晴らしいです!4人が揃っている表紙は12巻のBD限定版、よりみち、今回の17巻があるのですが、今回の17巻の表紙が個人的には一番好きです!4人の明るい表情が最後に見れるのは嬉しいですね!
今回ここで振り返るイラストは4つです。まずはアクアとカズマが再会し、2人で背中合わせで共闘するシーンです。この2人が一緒にいるのはなんだか久しぶりですね。この2人の久しぶりに会えたのが嬉しくてたまらない様子がよく現れていてお気に入りです!
次にエリス様がカズマにブレッシングをかけるシーンです。エリス様が可愛いのは自明の理として、ここのイラストのエリス様はクリスの雰囲気も出ているところがお気に入りです。1人で2役のエリス様の真骨頂といったところでしょうか!
次はカズマがエクスプロージョンを魔王に放つシーンです。ここがイラスト化されるのは感慨深いなと思いました。WEB版が絡んでくるのでここは後で書きます。
最後にカズマが魔王を倒してエリス様とアクアのもとへ送られたときにアクアが号泣しているシーンです。色々なものに泣かされるアクアですが今回のアクアはガチ泣きです。そんなシーンが印象深くてここを選んでみました。
本編の感想
エリス教徒である自分にとっては17巻はエリス様の出番が多くて非常に嬉しかったです。「それでは魔王退治……」「いってみよう!」のシーンや最後のエピローグはエリス様大活躍でしたね。女神が魔王と直接戦うわけにはいかないので(アクアはカズマのチートなので別)今回は登場しないかなと思っていましたがカズマの背中を押し、最後のエピローグも感動的な場面にしてくれました。さすがエリス様ですね!
カズマは最弱職の冒険者でしたが、すべてのスキルを覚えられるという特徴を生かして魔王をついに倒してしまいました。テレポートからエクスプロージョンまで使えるとか最強かな??しかも魔王へのトドメはめぐみんのエクスプロージョン!このすばってコメディだけど盛り上げ方とか伏線とかとても丁寧になされているなと感じました。そして魔王を倒した暁には王族の人と結婚できるということで、帰還後はアイリスと結婚ができます!17巻には残念ながら登場しなかったアイリスですが、あとがきに書かれていた通り、いつかその辺も作品になるといいですね!
このすばといえばやはり軽快なギャグのテンポとキャラクターの濃さですが、今回はそれが遺憾なく発揮されたと思います。しかも魔王城という敵の本拠地での戦闘も緊張感を持ちながらもギャグを挟んで描写されていました。さすが暁なつめ先生です!
にしても魔王軍は散々な目に合っていますね……。幹部は次々と討ち取られてしまうし、城は爆裂魔法の嵐で攻められるわ魔王軍最強の魔法使いは名前を告げることの無いまま倒されてしまうわ魔王は討ち取られるわと災難でしたね。でも、魔王軍ももれなくこのすば世界の住人で、最初にアクアとカズマが戦ったペイン、ノス、ロギアなんかはバカ三兄弟みたいな感じで面白かったですね!
そしてこちらのシーン。「だから、神様」「どうか、神様」の部分に注目して下さい!ルビが振られているのですがエリス様、アクアとなっています。このシーン、カズマが主人公力を発揮していて気になりました。あとアクアには様がついていないところも……。
Web版を含めた感想
ここからは小説家になろうで連載していたWeb版の「祝福」も含めた感想を書いていきます。
17巻は概ね祝福と流れは一緒でしたが細かいところはちょくちょく変わっていますね。エリス様の魔法は本当は詠唱が少し違ったのですが、書籍では「ブレッシング」などの英語に統一されていましたね。あとはカズマが魔王のカースドライトニングを魔法剣で防いだシーンでは実は魔法剣がリオノール姫からの贈り物だったことが判明しました。これは同時発売の「あの愚か者にも脚光を!
7」にて判明しているのでこちらをも読むことをおすすめします!あとはWeb版のエピローグではアクアがカズマに惚れているような描写が合ったのですが、書籍版ではそこがなくなっていましたね。
初めて祝福を読んだときから書籍化されてついに完結まで来たとなるとかなり感慨深いものがありますね。最初に読んだときはとてもテンポの良いコメディーで驚いた記憶があります。書籍化されるにあたって追加エピソードも面白くて書籍版でもとても楽しめました。もともと癖の強いキャラクターばかりだったのですが、書籍化によって様々なキャラクターにスポットが当たってより一層登場人物を好きになれました!
最後に
このすばは非常にテンポのよいコメディ作品で最終巻の締めもキレイと言う素晴らしい作品でした!そして魅力あふれるキャラクターたちが生き生きとしている様は読んでいるこちらも元気がもらえるような気がしました。本編はここで完結となりますが、あとがきにも書いてあったように後日談や短編集などでまたこのすばが読めることを楽しみにしています。コメディだけど意外と伏線もあるこのすばにはまだまだ伏線が残っていますので……それにあとがきを見た感じ、まだまだ書けそうなネタがありますよね!あとは書籍以外にもアニメなんかをやってくれないかなぁと思います。映画の紅伝説の続きはアイリスやダクネスなど見どころがあるシーンが多いので続きが見られると良いなと思います。
ここまで楽しませてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。続きが見られることを期待するとともにこれからの暁なつめ先生の作品を楽しみにしていきたいと思います!
以上です。お読みいただきありがとうございます。またよろしくお願いします。
2020.05.03 11:49 2020.05.04 23:35