こんにちは。今回は2020.1.1に発売となった「戦闘員、派遣します! 5」について書いていきます。

Overview : 概要

タイトル戦闘員、派遣します! 5
著者暁なつめ
イラストカカオ・ランタン
出版社角川スニーカー文庫
出版日2020.1.1
ページ数296ページ

2019年の年末から2020年の年始はアニメ「旗揚げ! けものみち」から「この素晴らしい世界に祝福を! よりみち!」「あの愚か者にも脚光を! 6」「戦闘員、派遣します! 5」と暁なつめ作品が大盛り上がりです。今回も5巻と同じように300ページ近くのボリュームがあります。ちなみに今回はこのすばの短編集が刊行された影響もあってか店舗特典小説はないようです。ちょっと残念ですね。

4巻はこちら

Information : 情報

今回の「戦闘員、派遣します! 5」と同時発売している暁なつめ先生の作品「この素晴らしい世界に祝福を! よりみち!」には2019年11〜12月に行われた「このすば映画大ヒット&最新刊発売記念キャラクター総選挙」の結果を元に、キャラクター総選挙1,2,3位のアクア・めぐみん・ダクネスのスペシャルSSに加え、オーディオドラマ「イカサマ女神に天罰を!」が収録されています!こちらも要チェックですね!総選挙の結果は以下で見ることができます。ちなみに「戦闘員、派遣します! 5」にはめぐみん・ダクネスに短編と「イカサマ女神に天罰を!」の前編が収録されています。

同時発売「この素晴らしい世界に祝福を! よりみち!」、「あの愚か者にも脚光を! 6」はこちら。

Introduction : あらすじ

キサラギの最高幹部(笑)リリスが魔王軍を蹂躙してから一週間。王城に呼ばれた六号たちを待ち受けていたのは、魔王からの使者!?後日、魔王城へ招かれた一行は、RPG定番イベントをこなし、ついに主の待つ謁見の間へ―「よくぞここまで来た、愚かで勇敢な人間達よ。せめて眠るように逝かせてあげましょう!」魔王はおっさんだと報告を受けていた六号。顔を真っ赤にしてお約束なセリフを叫ぶ、この謎の美少女は果たして誰なのか!?そして、惑星に派遣されて以来の仇敵“砂の王”がアジトを急襲!キサラギ戦闘員たちは誇りと共に、総攻撃を仕掛け―!?異世界侵略コメディ第5巻!まさかの展開で魔王編、完!
(本体裏表紙より引用)

前回は六号とアリスが侵略をしている星に、地球にいたキサラギ最高幹部の安田……もとい黒の(笑)リリスが来たのでした。あらすじでも(笑)がつけられている通り、散々な有様でしたが、最後には魔王軍に対して一応仕事をしてくれました。前回、ロゼの生まれである超文明の遺跡が魔王城にもあるということで何やらキナ臭い感じがしてきましたが、今回はその魔王城が舞台となるということで楽しみです。そして表紙もスノウ、アリス、グリム、リリスに続きロゼがメインとなっています。個人的にはアリスとロゼが推しなので非常に楽しみです。

以下ネタバレ注意

Story

プロローグ

4巻の最後で他の幹部に詰められていたリリス、今回はアスタロトに簀巻きにされている。アスタロトは六号に出した司令を中止させ、地球に帰還させようとするも、六号は無理やり星に残るのであった。

一章 死にたがりの女の子

リリスが魔王の防衛機能を爆撃して破壊したことにより、魔王軍がグレイス王国へ交渉に来た。そして魔王城で新しい魔王バイパーと出会う。魔王バイパーは先代魔王の死と四天王の壊滅によって戦う余力を失い、全面降伏を申し入れてきた。

二章 いつも大体上司のせい

バイパーちゃんの身柄はとりあえず、六号たちキサラギが引き受けることになり、森の開拓を始める戦闘員たち。途中で砂の王と呼ばれるモグラが襲ってくるもなんとか撃退することに成功する。砂の王が現れた理由はリリスが森の王であるメカトカゲを倒したことによってパワーバランスが崩れたからだとバイパーちゃんはいう。このままではグレイス城下町も危ないということで、一時交渉は中止し砂の王撃退作戦を行うことに。

三章 趣味はゲームの謎解きです

六号たちが開発している街についに魔族がやってきた。当初は同盟国トリスに受け入れてもらう予定だったのだが、それは断られたためキサラギで受け入れることになった。魔族の扱いと砂の王についてグレイス王国のティリスと交渉するアリス。砂の王撃退を条件にグレイス王国近くの六号たちが開発している街に魔族が住むことを認めることに。

四章 VS砂の王

度々の砂の王の襲撃の中で、砂の王は遠距離攻撃を無効化する能力があることを確認したアリスと六号たち。決戦兵器としてデストロイヤーを使おうとする。

最終章 悪党共の誕生祭

魔王軍元幹部のハイネの活躍によって、デストロイヤーの充電が完了。ついに砂の王である巨大モグラとの戦いが始まる。デストロイヤーの圧倒的な能力で砂の王を沈めた六号たち。グレイス王国では砂の王討伐祭が行われることになるが、なんと魔王バイパーの処刑も行われるとのこと。ここまで友好的な関係を築いてきた戦闘員たちに衝撃が走る。戦闘員たちは協力してバイパーちゃんを助けることに。

エピローグ

六号たちのもとに新しい怪人、ヘビ女が加わった。平和に終わった魔王編。次はどうなるのだろうか。

Impression : 感想

5巻はついに秘密結社キサラギの同業者である魔王編が完結しました。まさか、リリス様(笑)が大暴れしたせいでヴァイパーちゃんの父である魔王ミールミールがすでに討たれているとは思いませんでした。安田……じゃなくてリリス様やってくれるなあ。というわけで魔王軍の被害は甚大。魔王はヴァイパーちゃんに代替わりして全面降伏し、六号たち戦闘員とともにキサラギにのもとで侵略活動を行うことになりました。リリス様、途中経過で六号に色々書かれているんですが制裁とか大丈夫ですかね?心配になります。
ところでヴァイパーちゃん可愛すぎませんかね!?何かと癖のあるキャラクターを描くことで有名な暁なつめ先生の中でもかなり清楚度は高いほうなのではないでしょうか?もしかしたら、このすばのエリス様並みかもしれません。
今回面白かった点を少し引用します。

スノウ「昨夜のことは忘れて欲しい……」(P.26 l.15)
アリス「アンドロイドだから一生忘れねえぞ」(P.27 l.1)

これはスノウが酔いつぶれて暴れたことに付いて忘れて欲しいといったところ、アリスがスノウに話した内容です。アリスは言動だけ見ているとほとんど人間と変わらないように感じるのですが、本人はアンドロイドを自覚していて自爆など、アンドロイドであることを武器にしているので面白いです。このシーン以外にも最後のエピローグなんかにも同じシーンがあって面白いです。

自己犠牲ガチ勢のバイパーが、ハイネを庇って前に出た。(P.74 l.5)

これはグリムがハイネに呪いをかけようとしたときのシーンです。「戦闘員、派遣します!」では主人公の六号の視点で物語が進みます。なので「ガチ勢」みたいな口語で今っぽい表現があります。その点が面白いのと自由度が高いなと思ったと共に、頭が悪い設定の六号の視点で物語を描写しなければならないので、意外と描写の記述をするのが難しいのではと思いました。まあ、自然に読めているのでさすがだなと思います。
今回は六号以外の戦闘員が大活躍でした。みんな大好き怪人トラ男さんはバイパーちゃんの巻き戻し能力に可能性を感じて「俺を小学生に戻せないかな」と意味不明なことを言う始末。しかもいつもの「にゃん」の語尾を付けずにガチでお願いする始末。とんでもないですね(笑)。そしてティリス姫の部屋に侵入することでお馴染みの10号は、ついにイラストでそのビジュアルが判明します!なんとメタルギアソリッドのスネークを彷彿とさせるようなとっても渋い男でした。でも「ティリス姫の部屋の家具になりたい」とか意味のわからないことを言うものですから台無しです(笑)。
そして今回のあとがき!何やら「戦闘員、派遣します!」について重大発表があるみたいです。しかもドラマCDではないとか……。もうどう考えてもアニメ化ですよね!?続報に期待しましょう。
そして今回、魔王ミールミールが亡くなったことによって、ロゼの出生の謎は全く進展がありませんでした。ロゼが表紙なのにどういうこっちゃいという感じです(笑)。アリス・ロゼ推しとしては残念なところ。今後は侵略活動になるようでロゼの秘密にも迫るとあとがきに書いてあったので楽しみです。早く6巻が出ることを楽しみにしています!

以上です。お読みいただきありがとうございます。またよろしくお願いします。

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