こんにちは。今回は「Re:ゼロから始める異世界生活 19」について書いていきます。
Overview of Re:zero 19 : 概要
- | - |
---|---|
タイトル | Re:ゼロから始める異世界生活 19 |
著者 | 長月達平 |
イラスト | 大塚真一郎 |
出版社 | MF文庫J |
ページ数 | 328 |
18巻も328ページと大ボリュームです。あとがきの文字が小さくなっていそうですね。
18巻はこちら
Short Story : 店舗特典小説
- | - |
---|---|
とらのあな | 「ヨシュア・ユークリウスの油断大敵慎重三百科」 |
メロンブックス | 「ペトラのエミリア陣営奮闘記/Page4」 |
ゲーマーズ | 「オットー・スーウェンの内政奮闘記3行目」 |
アニメイト | 「エイプリルでフールなティータイム」 |
アニメイトは同時発売の「Re:ゼロから始める異世界生活 短編集4」との同時購入特典でした。
にしても毎回16ページで今回は4つもある特典小説…….文章量がすごいですよね。長月先生の勤勉さには感服です。
Introduction : あらすじ
大罪司教に占拠された都市を解放するべく、王選候補者と騎士たちがついに大罪司教と激突する! 『強欲』のレグルスにさらわれたエミリアを奪還するために、最悪の結婚式へと殴り込むスバルとラインハルト。激昂するレグルスの『無敵』の権能に、今、最強と最弱の騎士のタッグが打倒に臨む――!『剣鬼』と『剣聖』、『八つ腕』と『大虎』、『最優』と『暴食』、そして『血染めの花嫁』と『憤怒』の激闘に、水門都市の水面が白く燃え上がる――。「そうだね。僕は化け物を狩る化け物。――君も、運命を受け入れるときだ」大人気Web小説、氷炎と応報の第十九幕。――踏み躙った心の数だけ、欲する愛に背かれよ。
(本体裏表紙より引用)
Story
プロローグ「混戦都市」
それぞれの戦場へ向かう各陣営の面々。オットーとフェルトは暴食の大罪司教ライ・バテンカイトス、ガーフィールとヴィルヘルムは八つ腕クルガンと剣聖テレシアと、ユリウスとリカードは暴食の大罪司教ロイ・アルファルドと戦闘を開始する。
第一章「強欲攻略戦開幕」
強欲の大罪司教、レグルスとエミリアの結婚式に乗り込んだスバルとラインハルト。レグルスの権能「無敵」の正体を看破するべく様々な攻撃を試みるも、ジリ貧状態に陥る。そこでスバルはレグルスやベテルギウスなどの大罪司教が元の世界の星の名前を冠していることに気づき、権能の正体を確かめるべく動く。
第二章「炎上都市賛歌」
憤怒の大罪司教、シリウス・ロマネコンティのもとへ向かうプリシラとリリアナ。プリシラは装いを変え、リリアナはシリウスの権能で操られている人々を開放する役目としてシリウスとの戦いを開始する。シリウスとの会話でキリタカが生きていることを知って喜ぶリリアナであったが、2人の周囲をシリウスによって操られた人々が囲む。プリシラはシリウスがすでに用意していた炎に加え、自身の陽剣からの炎でその人々を近づけないようにする。リリアナは歌を歌おうとするも炎に阻まれる。一方のプリシラはシリウスとの戦闘の際に聞いた単語から様子を急変させ、シリウスを仕留めにかかる。
第三章「絶縁状にサインを」
スバルはラインハルトにレグルスの心臓が動いているかを確認させる。ラインハルトは戦線から離脱してしまうが、レグルスの心臓が動いていないことをスバルに伝える。スバルはレグルスの権能の正体をレグルスの語源となる「獅子の心臓」から「時間停止」だと確信し、エミリアをレグルスの妻たちのもとへ向かわせて時間稼ぎを試みる。魔女教の中で大罪司教が他の人物を外から連れているのはレグルスだけであるということに注目し、妻たちにもなにかあるのではないかというスバルの考えからである。妻たちはエミリアの説得を最初は聞かなかったが、エミリアの助けてほしいという頼みからレグルスと絶縁をすることを決める。エミリアは微精霊の力を借りてレグルスの心臓が妻たちに預けられているのを確認する。一方でスバルもレグルスから心臓の情報を引き出すことに成功する。妻たちは自分の心臓に重ねられたレグルスの心臓を自死を選ぶことで止めようとする。
第四章「リリアナ・マスカレード」
プリシラとシリウスの戦いは激しさを増すばかりであったが、シリウスの権能がある以上、攻めきれないプリシラは徐々に攻撃を受けて押されていく。一方、リリアナは炎に包まれた制御塔に駆け上がり、自身に与えられた加護「伝心の加護」でシリウスの権能下に置かれていた人々を正気に戻す。その後プリシラはシリウスにトドメを刺そうと切りかかったものの陽剣の制限時間が来てしまい、シリウスは水路に落ちて行方不明となってしまう。リリアナは崩壊した制御塔にから水路に落ちてしまうも、キリタカに助けられる。
第五章「ーー信じてる」
レグルス打倒のために妻たちを氷漬けにしたエミリアはスバルのもとへ合流する。これでレグルスの権能は防げたと思いきや、レグルスは心臓をエミリアに寄生させていることが発覚する。エミリアを一度は花嫁として拒否したレグルスの醜悪な理論に怒り心頭のエミリアとスバル。もはやここまでかと思われたが、スバルはインビジブル・プロヴィデンスでエミリアの心臓に寄生した獅子の心臓を潰すことを思いつく。エミリアはスバルにすべてを託し、スバルはエミリアの信頼に応えて獅子の心臓を潰すことに成功する。これによって時間停止が制限時間付きとなり、更にラインハルトも戻ってきた状況でレグルスは圧倒的不利となる。
第六章「レグルス・コルニアス」
永遠と地面の中を掘り進むレグルス。その理解できぬ思想を人知れずに撒き散らしながら壮絶な死を迎える。戦いを終えたスバルとエミリアが他の戦いの無事を祈る一方、都市庁舎に現れたカペラはプリシラの従者アルと退治する。
Impressions : 感想
19巻は戦闘、戦闘、戦闘と、大変読み応えのある巻であったのではないでしょうか。結末まで描かれたのは、プリシラ・リリアナとシリウスの戦い、スバル・エミリア・ラインハルトとレグルスの戦いだったわけですが、まだまだプリステラでの戦いは残っています。次の20巻でも手に汗握る戦いが描かれること間違いなしでしょう。次も楽しみですね。
19巻で最も印象に残ったのはやはりレグルスとの戦いでしょう。レグルスの圧倒的自己顕示欲には驚かされましたね(笑)。それにペテルギウスがスバルを何度も死に追いやっていたのにもかかわらず、レグルスは1度もスバルを殺すことができていません。うーん、ダサい。そんなわけでネタキャラ扱いされることもあります。最後のレグルス視点での独白で一瞬レグルスに同情する……?と思いきややっぱり自分のことしか考えてないし、花嫁の扱いを見れば同情の余地なしですね。
これで怠惰に続いて強欲の魔女因子がスバルに植え付いたわけですが、どんな能力がつくのでしょうか。怠惰は見えざる手に近いものでしたが、強欲は時間停止に近いものでしょうかそれとも心臓委譲から、他人に体力を分けるとか?時間停止は流石にスバルが強くなりすぎるので違った能力が開花するでしょう。楽しみです。
5章もクライマックスを迎えてあと僅か、次の20巻あたりで完結でしょうか。次も楽しみですね。
以上です。ご覧頂きありがとうございます。またよろしくおねがいします。
20巻はこちら
2019.07.20 03:00 2020.04.18 04:15